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準天頂衛星(QZSS)の本格運用でGPSロガーがブームに?!

NHKのニュースで「日本版GPS強化へ ことし3機の人工衛星打ち上げ」と報道していたけど少し違う

GPSはあくまで米国が運用する測位衛星の固有名詞なので日本版GPSは通称

他にもロシアや中国もそれぞれの名称で独自システムを運用中

 

衛星測位は衛星を3基を捕捉できて平面座標が決まり、4基目で高度が決まる

高層ビルや谷間、山林では仰角の低い衛星を捕捉できず測位精度が大きく落ちてしまうので、常に高い仰角に位置する準天頂衛星から正確な補正信号を送信しこれを回避しようというのが日本の準天頂衛星(QZSS)

 

衛星軌道は日本とオセアニア上空を約24時間で8の字を描く

北半球に約13時間、南半球に約11時間滞在

現在は初号機「みちびき」1基による実証実験のため、日本上空で捕捉できるのは約8時間、4分/日ずつ軌道は遅れる

計3基あれば24時間運用が可能になり、2017年に追加で3基打ち上げれば予備1基を含む4基体制となる

衛星の寿命は10年

 

補正信号には2種類あり精度cm級とサブメートル級

民間にはまずサブメートル級が提供される

 

GPSロガーはキーホルダもしくはストップウォッチ大のデバイスで、乾電池や充電池で10時間~数百時間動作する

GPSロガー内に1秒~数分おきに蓄積した位置情報をPCの専用ソフトへ取り込めば自分が通過した経路が表示される

 

現在の主な用途は、旅ログ、サイクリング、ロードバイク、撮影ポイント、浮気調査

 

自動運転に使えそうだが、自動車メーカーは測位衛星を使わずLIDARとレーダー、カメラ、V2X、場合によっては深度センサによる自律航行にこだわる